「英検3級はTOEICでは何点ぐらいになるか疑問に思いませんか?
私は、英検3級を高校1年で取得し、英検準1級を社会人で5回目にしてやっと合格することができました。その際にTOEICも同時に受けていましたので、私の経験をもと【英検3級とTOEIC】についてご紹介します。
この記事では、英検3級取得者がTOEICでは何点ぐらいとれるかの目安を解説します。
・英検3級をTOEICに換算した場合の目安
・TOEICと英検3級の違い
・TOEICと英検3級のおすすめの人がわかります
英検とは
英検は正式には実用英語技能検定の略で、文部科学省も後援する民間団体、日本英語検定協会が主催する試験です。
受験者数は非常に多く、2020年は小学生以下から社会人まで含めて、360万人を超える人が英検を受けています。
英検の試験は7段階の級に分かれており、最難関の1級から5級までの5段階と、準1級と準2級があります。
社会人になってからも通用するのは2級以上からと言われていますが、社会人が目標とすべき級は準1級以上をオススメします。理由としては、英検2級の試験レベルは高校卒業程度の英語力が目安とされていて、高校生でも十分取得可能だからです。
英検準1級を取得し、履歴書に記載することで英語力のアピールに繋がります。
- 社会人におすすめは英検準一級です。
英検3級のレベル
ここでは英検3級のレベルと難易度について解説します。
英検3級のレベルは「中学卒業」程度。合格するために必要と言われている単語数は1250〜2100語程度です。
英検3級で求められている能力
- 読む:身近なことに関する文章を理解することができる。
- 聞く:身近なことに関する内容を理解することができる。
- 話す:身近なことについてやりとりすることができる。
- 書く:身近なことについて書くことができる。
英検とTOEICの基本的な違い
英検とTOEICの違いについて解説します。
ここでのTOEICは最もメジャーなTOEIC Listening&Reading Testとしています。
英検とTOEICを比べると、以下の二点が大きく異なります。
・合否判定の有無
・ライティング・スピーキングテスト有無
英検3級 | TOEIC 500点 | |
受験料 | 10,700円 | 7,810円 |
評価項目 | リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング | リーディング・リスニング |
合否判定の有無
TOEICは点数制なので合否判定はありません、一方英検は合否判定があります。
ライティング・スピーキングテスト有無
TOEICはリーディングとリスニングテストの2種類ですので、ライティングとスピーキングテストはありません。
一方英検は上位の試験になると、ライティングとスピーキングテストが含まれますのでより実践的なテストになります。
- 英検にはスピーキングのテストがありますので、日本人にとっては難しく感じますね。ただしその分取得できたら自身に繋がりますよ
TOEICと英検についてのおすすめ動画です(^^)
英検とTOEICどちらを受けるべき?
英検とTOEICは両方共に有名な資格です。 ただしアピールできるポイントが異なりますので、ご自身の環境によってどちらを優先すべきかは異なります。
ここでは社会人・学生がどちらの資格を受験すべきかを解説します。
社会人の方はTOEIC
社会人であれば、TOEICのほうがメリットが大きいです。
TOEICは国外でも認知度が高く、ビジネス英語力の判断基準とされている企業も多くあり、採用時や昇進時でアピールできることがあります。
今後日本でも英語力を持った人材は重宝されてくることは間違いありませんので、TOEICの得点はビジネスマンにとっても需要な評価基準となってきます。 注意点としては、TOEICで900点を持っているのに実際は英語が全く話せない…とならないようにスピーキング力は向上させるようにしておきましょう。 いざとなったときに、TOEICの点数に見合った英語力は必要不可欠です。
学生の方は英検
学生の方は、英検をオススメします。
大学によっては英検準一級を取得しておくと、英語のテストで満点の評価となる大学もあり、英検準一級は優遇されています。 英語が得意で高得点を取る自信がある方でも、満点となると難しいので、アピールできる資格です。
注意点としては、自分の希望大学に英検の優遇があるか事前に確認を行っておきましょう。英検準1級に合格するためには、しっかりとした勉強時間の確保が必要です、英検の勉強した結果ほかの科目の点数が下がっては受験への影響はマイナスとなってしまいます。
総合的な英語能力を上げたい方は英検
スピーキングやライティングスキルなど英語力を総合的に上げたい方には英検をオススメします。
英検のスピーキングテストの難易度は高くはありませんが、すべて英語で行われますので対策をしっかりとすることで総合的な英語能力の向上に繋がります。
英検3級はTOEICに換算すると何点ぐらい?
英検3級にはTOEICにないスピーキングとライティングテストがありますテストの内容が異なりますので一概に比較はできないです。
英検3級をTOEICに換算すると、500点と言われています。
ただし、TOEIC500点を持っていても全く勉強をしなかったら英検3級には合格できない可能性が高いです。
英検3級は覚える単語数もTOEIC500点より多く、スピーキング・ライティングテストもあります。 しっかりと勉強をして英検3級を受けましょう。
まとめ
- 英検3級をTOEIC換算すると、500点ぐらいだが、勉強しないと英検3級には合格できない
- 英検3級にはスピーキングとライティングテストがあり、TOEICよりも総合的な英語力を求められる
- 社会人はTOEIC、学生は英検の取得をおすすめ!