社会人になると英検のどの級を受けたら良いか迷いますよね。
私自身、30歳を超えてから英語の勉強を始めましたが、英検の級はいくつもあり、悩んでしまいました。
そこで今回は、社会人が英検2級を受けるメリットをご紹介します。
英語の基礎的なスキルが身付いているか確認もできる英検2級は、英語をこれから勉強したい方や自分の実力を確認したい方にピッタリ。
英検とは
”英検”という試験を聞いたことが無いという方は少ないです。
なぜなら中学から高校のときに、受験を推奨される学校も多いですよね。
おそらく中学や高校で受験をされた方は3級から2級が多いのではないのでしょうか。 それほど英検は日本において非常に認知度が高い試験と言えます。
英検は”実用英語技能検定”の略で、公益財団法人日本英語検定協会が主催する英語資格試験です。国内最大級の英語資格試験で、毎年250万人近い人が英検を受験しています。
英検には、1級・準1級・2級・準2級・3級・4級・5級の7つの級があり、1級が最も難易度が高い級です。
英語の試験で有名なTOEICは通常リーディングとリスニングだけですが、英検には級により面接やライティング試験があることが特徴です。
よって、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングテの4技能テストがありますので、総合的な英語力を図ることができます。
英検(実用英語技能検定)|公益財団法人 日本英語検定協会 (eiken.or.jp)
英検2級のレベルとは
英検には、1級・準1級・2級・準2級・3級・4級・5級の7つの級のそれぞれのレベルについてまとめました。
中学生は、英検3級から準2級。高校生は、英検準2級から2級を受験された方が多いのではないのでしょうか。 私が高校生の時には、英検2級を取得すると受験で有利と言われていました。 よって社会人が英語の勉強として目標とすべきは、準1級となります。 ただし、英語の基礎ができているか分からない方は英検2級から勉強してみましょう。
級 | 目安 | レベル |
---|---|---|
5級 | 中学初級程度 | 英語を習い始めた方の最初の目標。 |
4級 | 中学初級程度 | 出題形式や内容が、より実用的に。 |
3級 | 中学初級程度 | 中学卒業段階の英語力の達成目標 |
準2級 | 高校中級程度 | 高校卒業段階の英語力の達成目標:準2級~2級 |
2級 | 高校中級程度 | 高校卒業段階の英語力の達成目標:準2級~2級 |
準1級 | 高校中級程度 | エッセイ形式の実践的な英作文の問題が出題されます。 「実際に使える英語力」の証明として高く評価されています。 |
1級 | 高校中級程度 | カギは英語の知識のみでなく、相手に伝える発信力と対応力。 世界で活躍できる人材の英語力を証明します。 |
社会人は英検何級から勉強したほうがいい?
高校生でも英検2級に合格されている方はたくさんいらっしゃいますが、英検準1級になると圧倒的に少なくなります。
社会人になり英語力をアピールしたい場合は、英検準1級を最終目標にすることをおすすめします。
英検準1級であれば、十分英語力のアピールに繋がりますし、認知度も高いので会話のネタにもなりますよ。
よくある質問として、英検1級を目標にしたらどうでしょうか?と聞かれることがあります。
私の意見としては、英検1級はおすすめできません。
なぜなら英検1級は難しすぎるため、合格するためにかける時間が多すぎるからです。 社会人になると本業もあるためなかなか勉強の時間も確保することも難しくなります。 英検1級は準1級に合格された方でも、数年の勉強が必要と言われていますし中には、途中であきらめる方も少なくありません。
その点英検準1級であれば、英検2級合格済みが条件ですが、数か月の勉強で合格も十分可能です。
英検2級から準1級はどれくらい難しい??はこちらから
少ない時間で合格でき、社会に出てもメリットがある英検準1級は非常のおすすめの試験なのです。
社会人が英検2級を取得するメリットは
社会人が英検2級を取得するメリットとしては、英語の基礎力を確認できることです。
英検2級は、高校卒業程度の英語力ですので、これから英語を勉強したい方にはお勧めです。
まずは英検2級の試験が簡単と感じるぐらいでなければ、英語力はついていないですし、準1級は難しすぎると思います。
そこで、2級取得もしくは過去問を解いてみて9割以上とれるか確認してみるのも良いですよ。
私が準1級に合格した際2級を解いてみましたが、ほぼ95%の正答率でした。
一方履歴書に記載可能な級は2級以上とされていますが、2級は学生さんでも取得されている方が多いので、私はあまりおすすめしていません。
最終的に準1級を取得してから履歴書には書きましょう。