・英検3級は持っている方で英検準2級を受けたい方
・英検準2級対策にどれくらい勉強したら良いか分からない方
・今年中に英検準2級を合格したい方
英検3級に合格したら、次に目指すのが英検準2級ですよね。
私は英検2級に高校時代に合格し、30歳を超えて英検準1級に合格しました。


そこで今回は英検3級に合格されている方が英検準2級を合格するまでにするべきことをご紹介します。
準2級の難易度と勉強時間の目安もご紹介しますので、今後準2級の受験を考えている方の参考になりますよ。
英検とは
英検は正式には実用英語技能検定の略で、文部科学省も後援する民間団体、日本英語検定協会が主催する試験です。
受験者数は非常に多く、2020年は小学生以下から社会人まで含めて、360万人を超える人が英検を受けています。
英検の試験は7段階の級に分かれており、最難関の1級から5級までの5段階と、準1級と準2級があります。
社会人は何級から受験したら良いの?
社会人が履歴書に記載できるのは2級以上からと言われています。
しかしながら英検2級の試験レベルは高校卒業程度の英語力が目安とされていて、高校生でも十分取得可能です。
したがって単なる履歴書の穴埋めではなく、しっかりと英語力のアピールを行いたい場合は準1級以上をオススメしています。

社会人が履歴書に書けるのは2級以上と言われていますが、英語力をアピールするのであれば準1級以上の取得をおすすめします
英検準2級とは
英検準2級は英検の級の中では真ん中のレベルです。 準2級は学生から社会人まで幅広く受験されています。
英検準2級のレベルは高校中級程度であり、合格率はおよそ29%と言われています。
3級の合格率は53%ですので、準2級は決して簡単な試験でばありません。さらに準2級一次試験の合格率は35%ほどですので、難易度が高いです。
しっかりと対策をして受験に臨むことが重要ですね。
英検準2級1次試験の合格率は35%ほどですので、簡単な試験でばありません。
英検3級と英検準2級の違い
単語の違い
目安となる語彙数が3級は約2100語であるのに対し、準2級は3,600語であり、
単語を覚えていないと、4技能すべての得点に影響が出ますので、まずは単語から勉強する必要がありますね。
問題構成の違い
準2級では3級にはない「長文の穴埋め問題」が増えています。単語の穴埋めと違い、長文の穴埋めでは前後の文章の流れを理解し、空欄に適切な文章や節を入れなければなりません。
そのため、選択肢にある文章が長いことやそもそも長文を読解しなければいけないため、3級よりも負担が大きく、より英語力が必要とされます。
英検準2級テスト形式別の難易度


ここでは4技能テスト項目毎に英検準2級の難易度を解説します。
英検2級を保持している人が英検準2級を受験する際に参考にしてくださいね。
リスニングテストの難易度
難易度:高
3級までは各問題2回ずつ読み上げが行われましたが、準2級からは1回しか読まれません。
そのため、従来のように1回目で予想を立て、2回目の放送で正解を絞り込むなどのテクニックが通用しません。
準2級のリスニングでは、放送が始まる前に設問を読み、予め放送の前に予想をたて、1回の放送でその予想をもとに正解を導き出さなければなりません。
また当然、3級に比べ準2級の方が放送時間も長く、ひとつの問題の中に膨大な情報量が詰め込まれています。
この大量の情報をたった1回のリスニングで把握し、答えを導き出さなければいけないため、リスニング強化も疎かにはできないでしょう。
リーディングの難易度
難易度:高
英検準2級リーディングでは
・【大問1】短文の語句空所補充
・【大問2】会話文の文空所補充
・【大問3】長文の語句空所補充
・【大問4】長文の内容一致選択
の4つの大問が出題されます。
大問ごとに問題を見ていきます。
ライティングの難易度
難易度:中
英検準2級リーディングでは
・【大問1】短文の語句空所補充
・【大問2】会話文の文空所補充
・【大問3】長文の語句空所補充
・【大問4】長文の内容一致選択
の4つの大問が出題されます。
大問ごとに問題を見ていきます。
- 自分の意見とその理由を2つ書く
- 語数の目安は50~60語
- QUESTIONは正解がなく議論となる題材
オススメの勉強方法は以下の記事をご覧ください。👇
スピーキングの難易度
難易度:易
普段英語で話す機会が少ない日本人にとってはスピーキングテストはハードルが高いですよね。
スピーキングテストは単純に面接官の質問に答える問題ではないので、試験慣れをしておく必要があります!
ただし、2次試験の合格率は80%以上と言われていますので、1次試験を突破された方は過去の問題を繰り返し練習することで十分合格可能です。
人前で話すのは緊張するといった方には、PCで受験できる英検S-CBTをおすすめします。
私も英検S-CBTで受験しましたが、すべてパソコンで行いますので実際の面接官の前で話すより緊張せずに受験できました。


英検3級から英検準2級の勉強時間





準2級に合格するためにはどのくらい勉強したらいいのでしょうか?
必要な勉強時間は、もともとの英語力によって差があるものの、すでに3級を取得済みのレベルだと仮定した場合約30時間 1日1時間勉強できた場合の期間でいうと、1~2ヶ月といわれています!
最短の勉強法は過去問と単語習得
英検準2級の壁は単語です。
まずはしっかりと単語を勉強することが合格への最短ステップといえます。
優先順位1: 過去問を一度解いてみる
ここではまず自分の実力を測りましょう。 おそらく単語が分からずに意味が理解できない問題が多いかと思いますが、やるべき課題が明確となります。
優先順位2: 単語をひたすら覚える
次に単語帳を繰り返し勉強しましょう。
英検準2級の単語は、3級と比較し難しくなります。
優先順位3: 過去問をといて解けなかった問題を繰り返し練習する
ある程度単語を覚えてきたら過去問を解いていきます。
ここでは正解・不正解の問題問わずになぜそうなったかを確認していくことが重要です。英検では過去問と全く同じ問題や同様の問題が出題されますので得点率アップにつながります。
隙間時間を活用することで勉強時間確保
社会人の忙しい方で勉強時間を確保できない!といった方には隙間時間での勉強をおすすめします。
電車の通勤時間は単語帳、車通勤の方はリスニング、休憩時間にも勉強をすることで、日々の勉強時間を確保できます。



私は独り言で英語を話し、準2級の単語を意識的には話すようにしていました。
まとめ
準2級の取得は2級保持者でもかなり難しい内容です。
しかし難しいからこそ、英検準1級取得に価値があると言えます。
一生英語力をアピールできる英検準1級に挑戦してみてはいかがでしょうか。